ライトニングトークス「自分探しシンドロームを突破しろ!」

火曜日にS社の勉強会に呼ばれてトークしたスライドを SlideShare にアップロードしてみた。

トーリー

キャリアパスを考える上で、自分はどこに才能があるのだろう?と考えこんでしまったり、どこに時間を費やすべきなのか考え出すときりがない。これは前提として、

才能という隠れ要素が生来的にある

という発想に毒されているせいだ。だが、私は

才能は後からついてくるもの

と思う。

才能は等価交換で、経験は才能に昇華する。そして、一度昇華してしまえば才能のある人と一切の違いはない。この考えを数理モデル化して、色々とパラメータを変えてプロットしてみたら、思ったよりも「追い抜かれない」「抜かれてもたいした差はつかない」といった踏ん張り具合が体感できた。

励まし系の啓蒙書は世の中にあふれている。しかし言葉は比較できない。だから「とはいっても・・・」と堂々巡りしてしまう。結論がでないことを考えてもしょうがない。エンジニアならば、自分の信じるモデルを作って、動かして、体感して結論をつければいい。そのための作る力があるだろ?

最後に時間切れで抜けたひとこと

若いメンバーは、今やりたいことをまっすぐ進めればいい。

自分と同年代で心に迷いが出た人は一番好きなことを一番できるようにすることに拘るなと言いたい。一番できることを、一番好きになればいい。結果は同じ、「一番好きなこと」が「一番できている」になる。