ubuntu jaunty amd64 非日本語版に ATOK X3 をインストールする

ubuntu 対応で喜んで購入したものの、いきなり

Can't install on your system.

対応が明記されているのは ubuntu 日本語ローカライズド版で deb パッケージは 32bit 版しか用意されていなかった。ウェブの情報を参考に試行錯誤でなんとか動作するようになったのでメモを残しておく。

以下、jaunty向けに再整理した。

要点

  • amd64 では /usr/lib = /usr/lib64 だが、インストーラが 64bit ライブラリを /usr/lib64, 32bit ライブラリを /usr/lib にインストールするため上書きされるライブラリがある。スクリプトの修正が必要。
  • 実行バイナリの一部を /usr/lib に展開する。パスが変わると動かないので、それらは 32bit だが /usr/lib (/usr/lib64) に残す。

ファイルを展開する

  • ATOK X3 本体の展開
    • /etc/gtk-2.0/gtk.immodules がなければ touch で作成
    • gtk-query-immodules-2.0 の位置を確認
      • sudo find /usr -name gtk-query-immodules-2.0
        • /usr/lib/libgtk2.0-0/gtk-query-immodules-2.0
    • setupatok_ubuntu64.sh をユーザ権限で実行
  • アップデートモジュールを本体に上書き
    • cp -r atokx3up2/tmp/* atokx3/tmp/

root 権限で / にコピー

自動起動設定

  • sudo bash ./opt/atokx3/sample/setting_debian4.sh
    • うまくいかなければ SCIMAnthy を削除する(共存もできるはず)

ATOK パレットを常時消す

    • アップデートモジュールがインストールされていれば有効
    • /etc/X11/xinit/xinput.d/iiimf に export ATOK_DISABLE_PALETTE=t を追記

ATOK ステータスを消す & キーバインドを変更する

    • ATOK X3に付属の iiim-properties は動かすのに手間がかかる (バグもある)
    • 代わりに起動時に設定を反映をさせる iiimx-setting-init のみをインストールする
      • レポジトリから最新コードを取得して 64bit 版をビルドする
        • 公開準備中
        • /usr/lib/iiim/iiimx-setting-init
        • /usr/lib/libkbltrans.so.0
      • 設定ファイルを更新する
        • ステータスウィンドウを消す
          • False
          • この設定があれば iiimf_status_hide は実行しなくてよい

補足

  • 言語が Japanese でないと動かないようだ。xinput.d を試行錯誤したが、英語メニューの状態で動作させる方法はわからず