.note.gnu.arm.ident セクションの内容が一致しないとリンカの警告が発生する

.note.gnu.arm.ident セクションは ARM クロスアセンブラ (arm_v5t_le-as 等) によってオブジェクトファイル内に自動的に作成され、armv5t といったアーキテクチャ名が格納される。

とあるクロスコンパイル環境では arm_v5t_le-gccコンパイルしたオブジェクトでは armv5t で、arm_v5t_le-as でアセンブルしたオブジェクトでは armv5te とセクション内容が異なっていた。これらのオブジェクトをリンクしようとするとリンカが警告を出す。この場合は -march オプションでセクション内容を明示的に指定して一致させるとよい。